株式会社ビデオマッチング代表取締役 満居 優氏
略歴
1981年生まれ。長崎県出身。
大学卒業後、株式会社電通に新卒で入社。
新聞・テレビ等マスメディアのバイイング、メディアプランニング、イベントプロモーション、新規事業、開発案件などに従事。主に官公庁や行政案件を長らく担当した。
電通退職後、2018年7月に株式会社ビデオマッチングを創業。
ウェビナー等のオンライン配信事業や動画制作事業を主軸として、その他求職者と企業を動画でマッチングさせるマッチングサービスも運営している。
私は長崎で生まれ、高校を卒業するまで過ごし中学高校は一貫校で6年間仲間に恵まれていました。本当に毎日よく遊んでましたね(笑)。
その頃は長崎の良さにそこまで気付いていたわけではなく…かといって都会に対する憧れがあったわけでもありません。
ですので、正直なところ特別な感情が長崎にあったかというと特にはありませんでした。
大学卒業後は電通に入社し、地方新聞社さんとお仕事をする部署に配属されたため、とにかく全国各地を飛び回っていました。新聞社さんと一緒にクライアント様の商品のエリアプロモーションを行ったり、地域課題の解決策を新聞社さんと共に考え、企画立案するといったお仕事を行っていました。それもあってか、その頃から各地域を俯瞰して見るようになっていました。
その時に感じたのは、長崎は他の県よりも新しい文化や概念に対する受け入れが非常に寛容な県なのだなということでした。鎖国時代の出島が、長崎がそうなった大きな理由になっているのではないかと思います。ですので開放感をすごく感じる県だと思っています。
「個人」と「企業」を動画で繋ぐマッチングサービスを運営しております。「個人」は自己PR動画、「企業」は職場の雰囲気や社長の想いなどを企業紹介動画としてアップします。マッチングしたらお互いにチャットでコミュニケーションが取れる仕組みです。
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サラリーマン生活で感じたことは、「人は自分を認めてくれる環境に身を置くと幸福度が高まる」ということです。やはりどんな人も「適材適所」で働くことができればそれに越したことは無いと思いますので。起業してそういったサービスや社会を作りたいなと思いました。
1つ印象的なエピソードがあります。私の会社の先輩が地方に出向するということがあったんですよ。その先輩は出向期限が2年だったのですが、期限を迎える直前に会社を退職してしまったんですよね。私は、てっきり東京本社に戻ることを望んでいるんだと思っていたのですが、その先輩は逆でした。その土地に永住することに決めたんです。その先輩は出向中にその土地の様々な方に感謝され、こんなにも自分がやってきたことが求められたのが生まれて初めてだったそうで、ものすごく幸せだと言っていました。給料は下がったそうですが、今でもその土地に住んでいらっしゃいます。
やはり人生の幸福度は「自分を認めてくれる環境をいかに見つけられるか」にかかっていると思っています。ですので、みんながそういった「居場所」を見つけられるようにしたいんです。そうした個人、ひいては企業もそれぞれが存在意義を見出して、自分が必要とされていると実感して欲しいという思いから、このサービスを立ち上げました。会社のビジョンも「嬉しく、生きる。」になっているのはそうした理由からです。
現段階ではまだありませんが、今後いろいろと座組として検討していることはいくつかあります。ちょっとまだ言えないんですが…(笑)。
長崎には素敵なスポットやアピールできる要素が非常に多いと思うのですが、自分たちのアピール自体があまり上手くないなと感じています。動画を使ってアピールするのは弊社の強みですので、そこはお手伝いできると思ってます。