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長崎とスタートアップな人 Vol.9
九州・大学発ベンチャービジネスプランコンテスト グランプリ
3Dプリンターで医療現場のシミュレーションをサポート

鬼塚 俊佑氏

経歴
福岡市出身
長崎県立大学在学中
3Dモデルを用いた医療支援のビジネスプランを考案
九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテストにてグランプリ

鬼塚 俊佑氏

1.長崎に来られた経緯をお聞かせください

自分は福岡出身で、大学生になり長崎にきました。
長崎県立大学に日本で唯一セキュリティが専門で学べる、情報セキュリティ学科があり、セキュリティについて学びたかったので入学しました。

2.どんなサービスを考えていますか?

病院で使われるサービスで、患者さんの身体の部位を3Dモデルにしてお医者様に提供します。
具体的には、手術のシミュレーションをするときに活用します。今までは紙や頭でのシミュレーションがほとんどですが、骨を触ったりメスを入れたりすることが可能になります。もう一つは、手術の指導の際に説明しやすくなるという効果もあります。
同じようなサービスを行っている会社もありますが、高額でお医者様の手元に届くまで時間がかかるのでコストや時間の削減に取り組んでいます。どのような病院でも気軽に正確なシミュレーションができるということを提供したいです。

3.このサービスをやりたいと思ったきっかけはありますか?

自分の父が整形外科のドクターをしていて、昨年の4月に悩みを聞いたときにどうにか解決できないかと思ったのがきっかけです。ITの知識があったので3Dプリンターで解決できるんじゃないかという仮説を立てました。そこで、仲の良かった教授に話すと「それいいね。」と行ってくださって3Dプリンターを貸してくださいました。

4.このサービスの難しいところはどこですか?

元々3DではないCT画像から、3Dにするのはかなり大変ですね。
今は一人で活動していて、仲間がいないので欲しいなと思ってます。

5.コッコデショについて教えてください

自分は起業サークルに入っていて「コッコデショ」の情報共有があり、申し込んだら運良く通りました。
ベンチャーキャピタルの方や株式会社KabuK Styleの砂田さんなどと話して、事業計画がより良くなって事業として継続していくためにはどんな利益が必要なのかを教えてくださるのでとてもありがたいです。

6.参加したビジコンについて教えてください

長崎学生ビジコンとビジコン九州大会に申し込みました。
プレゼンも全部一人で作りました。実際に出てみて周りのみんながやりたい事業を愛していて熱量を持っていて世界をより良くしたい。という人たちがたくさんいることを知りました。

7.これからの展望を教えてください

お医者様の手元に3Dモデル届いて、実際に怪我した方々が救われるように頑張りたいです。
長崎は、長崎市と長崎県が仲良くて、Dejima Naigai Crewという集まりがあり色んな方と繋がれるチャンスが多いのが長崎特有だと感じています。今後も長崎で活動を続けていきたいと思います。